産業廃棄物分析
産業廃棄物が適切に最終処分されるためには、法令で定められた試験が必要です。
「産業廃棄物」とは、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」において、
事業活動にともなって排出された廃棄物のうち、燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類、
その他政令で定める廃棄物、及び輸入された廃棄物と定義されたものを指します。
このうち毒性や感染性等を有するものは「特別管理産業廃棄物」といいます。
<「金属等を含む産業廃棄物に係る判定基準」に基づく試験>
産業廃棄物を埋立処分するためには、廃棄物の種類ごとに判定基準に定められた検定方法(溶出試験)を行い、
これに適合しなければなりません。
溶出試験とは、産業廃棄物を埋め立てたとき、そこに含まれる有害物質が雨などに溶け出して、
河川や地下水を汚染する危険がないかを調べるための試験です。この結果を判定基準と比較して、取扱方法が決まります。
また、処分場ごとに受入基準などが定められている場合があります。
信濃公害研究所では各処分場の基準に合わせた試験も行っています。
詳しくはお問い合わせください。
<ゴミ質の分析>
ゴミ質の分析は収集運搬車、もしくはゴミピットから採取したゴミを調整して、
(1)単位容積重量
(2)水分量
(3)組成分析
(4)灰分
(5)可燃分
(6)低位発熱量
について測定・分析を行い報告するものです。
一般廃棄物処理事業では年4回以上分析を行うこととされています
(他に適正と認められる方法で分析を行っている場合は従前の方法でも良いとされています)。
<再資源化にともなう廃棄物の分析>
近年では、産業廃棄物などの有効利用のための成分分析も分析ニーズが高まってきています。 お客さまの目的や用途に合った分析をご提案しています。 様々な微量元素や化合物の含有量試験や精密分析などお気軽にご相談下さい。
最終排水を採水
分離槽の様子
ゴミ質の採取
ゴミ質の採取
