作業環境測定
有機溶剤や特定化学物質・粉じん・騒音・振動等の作業環境中の有害な因子から、 労働者の健康障害を未然に防止するために作業環境測定を実施します。 作業場の種類により、関係法令が異なり、測定項目や測定回数が異なります。 ご不明な点はお問合せ下さい。
<溶接ヒューム測定>
「溶接ヒューム」について、労働者に神経障害等の健康障害を及ぼすおそれがあることが明らかになり、 曝露による肺がんリスクが上昇していることが多数報告され、 曝露量-作用関係も大規模疫学研究等で確認されたことから、 今般、特定化学物質(第2類物質(管理第2類物質))に加えられ、 溶接ヒュームに係る作業又は業務について、特定化学物質障害予防規則(特化則)が適用されることとなり、 作業主任者の選定、空気中の濃度の測定及び有害な業務に現に従事する労働者に対する 健康診断の実施の措置等が必要となります。
・金属をアーク溶接する作業、アークを用いて金属を溶断し、又はガウジングする作業、 その他の溶接ヒュームを製造し、又は取り扱う作業(「金属アーク溶接等作業」)が対象となります。
<マスクのフィットテスト>
金属アーク溶接等作業中に発生する「溶接ヒューム」による健康被害を防ぐため、
従事する労働者は有効な呼吸用保護具を使用しなければなりません。
そこで、継続して行う屋内作業場の労働者は、呼吸用保護具を適切に装着できているかを確認するため、
マスクのフィットテストを1年以内ごとに1回実施することが令和5年4月1日より義務化されます。
マスクのフィットテストとは、マスクの外側と内側の粉じん濃度をそれぞれ測定し、 マスク内への粉じんの侵入率(漏れ率)を求めるテストです。
作業環境測定の使用機材
作業環境測定の使用機材
溶接ヒューム測定の貸し出し機材
マスクのフィットテストの様子
