シックハウス測定

近年、室内空気中の揮発性有機化合物(VOC=Volatile Organic Compounds)による 人体への影響(シックハウス症候群)が懸念され、平成12年6月から順次、 厚生労働省がシックハウス症候群に関して、室内空気中の化学物質濃度の指針値を設定しています。 この指針値に基づいて、各法律の室内濃度の指針値(基準)が定められました。

<測定方法について>

〇アクティブ法
厚生労働省の標準的な測定方法に準拠した測定方法です。日本住宅性能表示基準で標準法として 定められた信頼性の高い測定方法で、吸引ポンプで定量的に空気を捕集して測定します。 精度が高く、短時間で捕集が可能です。 捕集した空気を液体クロマトグラフとガスクロマトグラフで分析します。

〇パッシブ法
吸引ポンプは使わずに捕集剤を吊して吸着させます。 通常では24時間と長時間吊して捕集します。 「住宅性能表示制度」及び「学校環境基準」に対応しています。

<シックハウス症候群の自主検査>

めまいや頭痛、喉の痛み、呼吸器疾患などの体調不良の原因を調査したい、 法的には測定義務がないが検査しておきたいなど、 検査対象とならない事例や化学物質の自主検査なども増えてきています。 問題解決に向けた検査のご提案も行っておりますので、お気軽にご相談下さい。

<化学物質過敏症の自主検査>

シックハウス症候群とは異なりますが、 化学物質過敏症の原因物質の濃度測定などもご相談頂いております。 問題となっていると思われる物質名をご提示頂き(物質名は医療関係等で特定してきて下さい)、 分析・測定可能な物質であれば、地点ごとの濃度測定が可能です。 測定可能な物質名などはご相談頂ければと思います。