その他の分析・調査
信濃公害研究所では水質・大気質・土壌などの他にも、様々な調査・測定を行っております。
松食い虫対策 薬剤空中散布における安全確認調査
多くの都道府県で被害のでているマツ材線虫病(マツ枯れ・松食い虫病)の防除における、 ヘリコプターによる薬剤空中散布の安全確認調査を、行政の委託を受けて行っています。
松食い虫による被害(以下マツ枯れ)は病原体であるマツノザイセンチュウと、
媒介者であるマツノマダラカミキリより引きおこされます。
防除の方法としては、被害樹木の伐採、薬剤の樹幹注入、薬剤散布が主として行われます。
広範囲にわたる場合、ヘリコプターによる薬剤空中散布が行われますが、
生態系や人体への影響・近隣の農地へのドリフトが懸念されています。
絶縁油中のPCB分析
ポリ塩化ビフェニル(PCB)は、昭和47年から新たな製造がなくなりましたが、
それ以前に製造されたトランスやコンデンサ中のPCBや、PCBを使用していないとされる機器等から
微量のPCBが検出されています。
PCBの混入が不明なトランスやコンデンサ中の絶縁油を調査し、
微量PCB混入電気機器と判明した場合、適切に対処しなければなりません。
製品(食品・工業製品)中の異物分析
最近、食の安心・安全に関する事件・事故が報道されることが多くなってきています。 弊社にも数多くの異物分析の依頼があります。
カタラーゼ反応試験・ニンヒドリン反応試験・リグニン染色などの定性分析
ICPやGC-MS・FT-IRによる分析
実体顕微鏡、位相差顕微鏡、電子顕微鏡による観察から、
EDXやXRDによる元素分析、昆虫や植物、カビの同定
その他、異物の形状や混入状況に応じて、分析方法を検討し、迅速な結果報告に努めています。
松くい虫対策
薬剤空中散布における
安全確認調査
絶縁油PCB分析
高圧トランスから絶縁油を採取
絶縁油PCB分析
密閉されたコンデンサの場合は
ドリルで穿孔し、スポイトで採取。
採取後はネジを切り、ボルトで穴を塞ぎます。
異物分析
翅脈から種を同定中
